優しかった奥様との沢山の思い出とともに～　デイホール銀座にて（友人葬）

こんにちは。セレモニースタッフの岡村です。
いつの間にか淡い緑色の木々の葉が段々と濃い色になり木々も勢いが良く、時々夏日のような気温になったりと気温の変化に体が中々追いつかないような季節ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか？
先日、熊谷市銀座本社にあるデイホール銀座にて、近親者12名様が集まり友人葬にて、家族葬（一日葬）を担当させていただきました。
お打合せの時、お亡くなりになった奥様のことを旦那様が「いつも笑顔が絶えなく、これまで怒った顔は見たことがない。」とおっしゃっていた通り、お式の当日まで数日間ございましたが、御安置をさせて頂いていた弊社へ毎日、朝早くからお見えになられ、奥様に「おはよう。」と声をかけては頬をさすり、一度お帰りになってからも午後と夕方と欠かさずにお見えになられ、ご夫婦の仲の良さと、奥様への深い愛情を感じました。
私も、旦那様の奥様に対する想いに少しでもお式の中でお答えしたいと考え、奥様の好きな色をお伺いした所、紫色が好きだったとのこと…
旦那様から奥様への最後のプレゼントになるようにと生花部と色々と相談し、淡い洋花に亡き奥様がお好きだった紫色をちりばめ祭壇を飾らせていただきました。
出来上がった祭壇を旦那様に見て頂いた時にしみじみと一言、「綺麗だね…」と呟くそのお顔には涙が光っていました…
そして、その場で奥様との沢山の思い出話を私にしてくださいました。
「私はお酒は弱いんだけど、妻と晩酌の時間を毎日楽しみにしていた…。私は一口だけで満足で、残りは全部妻が飲んでくれたんだよ。」と淋しそうに語る旦那様…
棺の中には、奥様が大好きだった梅酒を忍ばせ、お集まりになられた皆様で奥様のお口もとを大好きなお酒で湿らせながらのお別。
何度も何度も、奥様のお名前を呼ぶ旦那様のお姿に、私たちも胸が熱くなりました…
奥様のご冥福と、お手伝いさせていただいたご縁に深く感謝いたします。
家族葬や一日葬をお考えの方や、お悩みをお持ちの方は、今月の事前相談会をぜひご利用ください。