枕団子　意味

こんにちは。セレモニーアシスタントの出井です。
今日は、明日使用する葬儀の枕団子を準備しましたので、枕団子のお話をします。
枕団子は御遺体を安置する際に枕元に置く枕飾りから始まったとされています。
お釈迦様が悟りの世界に入られる際に菩薩が香飯を差し上げたものの召し上がらないまま悟りの世界に入られたため、香飯の代わりに団子を供えたいということからお供えするようになったそうです。
個数は地域によって異なりますが一般的には6個とされています。6個と言い伝えられてる由来として、人は亡くなると六道（ろくどう）と言われる「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天上」の6つの世界を行き来し、悟りを開いた順に成仏すると言われています。そのため、それぞれの世界で故人様の魂が悟りを開くまでお腹を空かせて困ることが無い様にと6個のお団子をお供えするとされています。また、宗派によっては枕団子をお供えしない事もありますので注意が必要です。
私もこの仕事に就かせていただいて11年目に入りましたが、まだまだ勉強が足りませんのでこれからも精進して参ります。